戦力分析

今回は、第三次スパロボαにおけるSEED軍団の戦力を、それと対をなせるかどうかはわかりませんが、私の独断と偏見により対抗馬としてガンダムW勢で見てみます。
というわけで、以下は完全にネタバレ。
まずはそれぞれの主人公、キラとヒイロを見てみましょう。搭乗機はフリーダムとウイングゼロで固定。まず、キラとヒイロの個人的技量ですが……どっちも大差ないです。どちらかと言えば、キラの方が被弾し、ヒイロの方がかわすというところ。SEED発動も、ゼロシステム発動も気力が140以上なので、どちらも性能が変わらない以上、これでは甲乙つけられません。フェイズシフトで落とされ辛いのが救いですが、今回のスパロボはかわせなければ意味がないのです。敵の特殊能力(気力等パイロット・機体能力ダウン、果ては精神コマンド使用不能や、行動不能といった、武器の特殊効果)により、当たれば不具合が生じます。火力で言えば、ややウイングゼロという感じ。アニメにもあった、全砲撃する攻撃もあるのですが、マップ兵器があるウイングゼロの方がやや上でしょう。


ところが、これを補うのがアスランの存在。キラはアスラン登場のジャスティスと合体攻撃があるのです。これにより、単発の攻撃力ではややヒイロよりキラ&アスランが有利かな、と。ですが、実は問題もあります。ミーティアというフリーダムとジャスティス用の感想パーツがあるんですが、これがまた使えない。火力自体は上がりますが、二人の最大のメリットである合体攻撃が使えなくなるんですよねぇ。機動力や移動力が上がるんですが、その分コスト(小隊システムの一つで、コストが大きいと入れられる機体が少なくなる)が増えますし。


アスラン自身は、ある程度つかえます。キラと同じく小隊長にしても問題ない程度の実力は持ってます。ただ、それだと合体攻撃が発動しにくいというデメリットも抱えてしまうでしょう。合体攻撃が出来ないアスランは、実はゼクスとイイ勝負だったり。アスランジャスティスは、どちらかと言えば強襲機なのか、近距離に強いのですが、トールギスⅢに乗るゼクスは、近中距離に強いので。


というわけで、対で行動させるなら、キラ&アスラン、ばらけるならヒイロゼクスでしょうか。


さて、こっからが問題です。
SEED軍で、仲間になるのはディアッカイザークですが、イザークのデュエルは火力不足、ディアッカのバスターは、頑張らないと当たらない。イザークの対抗馬としてデュオを当ててみると、完全に能力と機体性能でデュオが勝ちます。ビームシザースは未だ使えますからね。
ディアッカの長距離砲撃こそ、まだ使い道がありますがこれにしたってトロワがいますし。武装数が違いますので、残弾や使いやすさから、トロワの方がいいでしょう。ただ、この二人の能力差はあまりありません。ディアッカにはフェイズシフトがありますから、人によってはディアッカは使いやすいと感じるかも。
フラガは本編ほど強くないのか、あまり使いやすいとは思いません。正直、ストライクに乗るよりメビウスに乗ってくれって感じです。カガリは目も当てられない弱さです。SEED発動したところでたかが知れているので、被弾→撃墜の運命から逃れられないのです。これに対してW勢は五飛とカトルがいるので、脇役の強さはW勢の方が上だと思います。


その他、M1部隊(ジュリ、アサギ、マユラ)は正直カンッペキに使えない。空を飛べないのは痛い上に、Wチームのように水中の属性持ってないですから。コイツらよりは、トーラスに乗るノイン、ヒルデ(デュオの彼女)の方がマシです。


唯一、SEED陣がWチームに対抗できるのは、戦艦でしょうかね。Wチームには戦艦がないですから。対して、SEED陣はアークエンジェルとエターナルがあります。エターナルに乗るラクスが使えなさすぎるので、アークエンジェルの方が使いやすいです。いくらラクスがSEED発動させようが、戦艦でかわせるはずがないので。


というわけで、それほど強くないSEED勢。正直、期待してたほどではないです。やっかいになるかと思われたフェイズシフトは味方のときはいいのですが、敵の時はまったくやっかいでもない。要するにビームで攻撃すればいいわけで、GP−03、Z、ZZなんかぶつければ勝てますから。ヒイロのツイン・バスター・ライフルなんか強力な対策になります。


色眼鏡をかけているかどうかの判断は任せますが、私はSEED陣よりはW勢の方が使えると思います。