本格的にサスペンス書いてみようかな

本日はまた読書感想文。
せめて、引き合いに出したものの感想くらいは乗っけておこうかと(笑)
はまぞうさんになかったのでリンクは割愛。
「東京下町殺人景色」著者/宮部みゆき
レベル7同様、二つの視点から事件を追うハラハラドキドキな推理サスペンス。
捜査一課の刑事が調べる殺人事件と、その息子が追う「しのだとうごはひとごろし」という怪文書
二つの事件は相互に関係し、互いにヒントを得ながら解決へと向かっていきます。
私はこの作品の醍醐味は、やはり開発途中の東京下町で起こったことを追いかけることだと思います。
宮部みゆきと言う人は、本当にエンターテイメントを理解している人で、読んでいる内にすぐに引き込まれていくという展開はさすが。
二つの視点と二つの事件がリンクする描写も素晴らしく、読んでいて飽きない、常に面白いと思える作品になっています。
とまあ、褒めてばかりいてもアレなんで、一つくらい難癖をつけると。
この作品は、「現代の若者」というものを歪んで受け止めてしまう可能性があるなぁ、とか、もう少し解決後のエピローグも面白みがあれば、とか。
まあ、重箱の隅をつつくような些細なことではありますが。
結局、私はやっぱり面白かったと言ってしまうのでw