読書感想文

今日はヨドバシカメラに行ってきました。DAIですこんばんわ。
今回の本はこちらです。
学生街の殺人 (講談社文庫)
学生街の殺人 著者/東野圭吾

学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松本が何者かに殺された。
「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して……。
第2の殺人は、密室状態で怒り、恐るべき事件は思いがけない方向に展開していく。
奇怪な連続殺人と密室トリックの影に潜む人間心理の真実。

この本の印象は、「正統派」のミステリであるということでしょうか。
探偵役の津村光平という若者を通して、廃れかけた学生街を俯瞰し、そこで起こった事件を追い、犯人を捜し当てるというもの。
要するにアレですね、「金田一少年の事件簿」とかと同じです。
殺人→捜査→真犯人との対峙、という流れです。


この作品、凄いと思うのはそのミステリ。密室殺人が巧妙だなぁと思ったのは確かでして。
勿論、描写や展開で要所要所にブラフとも言うべき伏線が張られていて、読者を混乱させてくれてもいるわけですが。
さらに、その展開。二転三転する事態は面白かったですねぇ。
思わず一晩で読み切りましたし。


そういや、この東野圭吾って人、白夜行書いた人ですね。
文章力、構成、展開どれを取っても確かに凄い人です。うん、面白い。