最近は専門学校のネタばかりだ。

CoAの会議を終えて帰宅し、仕事をこなしております、DAIです。
シナリオ早くあげないと、他の方(絵とかプログラムとかサブシナリオとか)が一切進まないという状況。
つまり、私ががんばらないと他のみんなが暇暇してくれちゃうんですねぇ、これが。
というわけで、今日と明日で、せめてあらすじくらいは完成させなくては。
では、今日のネタです。久しぶりに小説感想文。
鎖(上) (新潮文庫)鎖(下) (新潮文庫)
「鎖」 著者/乃南アサ
この人の作品は今回のものが初めてです。
女性警察官を主人公に、男社会で壁にぶつかりながらも活躍していく姿を描いた作品です。
私はまだ読んでいないのですが、どうやらこの主人公は、「凍える牙」という作品の主人公でも会った様子。
主人公の魅力は十分。では、話の内容はというと。
殺人事件の捜査中、主人公の音道刑事はパートナーとの諍いによって、単独行動を余儀なくされる。
途端、音道刑事は事件の中心へと巻き込まれ、誘拐・監禁されてしまう。
音道刑事を助けようと奮闘する中年刑事、犯人グループの男達と共にいた女性等、様々なドラマを織り交ぜながら展開していくサスペンスストーリー。
当然の事ながら、この作品の面白さは孤立した主人公の救出劇と、孤独な主人公の極限状態の心理描写です。
そして、それに色味を与えているのがDVの描写。
「鎖」とは、DVを受けながらも縋るしかない、という状態を表したタイトルなのでしょう、多分。
面白かったです。ミステリとまでは行きませんが、サスペンスとしては面白い。
「凍える牙」も読まなくてはと思わせる作品でした。